初心者のための脂肪吸引マニュアル
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自分の努力だけではどうにもならないので脂肪吸引で痩せたいと思う人もいるでしょう。 ですが脂肪吸引は全ての人ができるわけではありません。
脂肪吸引で感染症などのリスクが高い人は手術を断られる場合があります。 どういった場合に脂肪吸引ができないのか、脂肪吸引ができない部位も含めてご紹介します。
せっかく楽しみにしていたのに脂肪吸引ができないという状況になる前に、脂肪吸引ができない人について知っておきましょう。 脂肪吸引ができない人はたとえば次のような人です。
術式に多少の差はあるものの、基本的に脂肪吸引手術はからだにメスを入れて行います。 外科的な手術になるので、さまざまなリスクが考えられます。
たとえば、器具挿入時の内臓損傷のリスク、吸引した脂肪が血管に入り血管を塞いでしまう脂肪塞栓症のリスク、麻酔でショックを起こすリスクなどです。
このようなトラブルは脂肪吸引を受ける人全員にかかるリスクになりますが、すでになんらかの病気があったり、過度な肥満であったりするなど、もともと手術のリスクが高い人だとトラブルに発展する可能性が高くなります。
脂肪吸引によってなんらかの後遺症があることは、病院側だけでなく患者本人にとっても望ましい結果とはなりません。
脂肪吸引の手術を行うクリニックは事前にトラブルを察知して、脂肪吸引の手術で危険性が高いと判断した人には手術をおすすめしていません。
ただし過度な肥満や手術のリスクは患者側で判断が難しい場合があるので、一度しっかりカウンセリングを受けた上で脂肪吸引を決断した方が良いでしょう。
また、脂肪吸引の術式はクリニックによっても異なり、そのリスクも微妙に違ってきます。 どうしても脂肪吸引が受けたい場合は複数のクリニックで相談に乗ってもらうのも方法のひとつです。
手術の危険性が高い人は脂肪吸引ができないことがあるとご紹介しましたが、脂肪吸引ができるかどうかは年齢も関係してきます。
一般的に年齢が高くなると加齢によって皮膚にたるみが生じ、仕上がりに不満が出てしまうためです。
さらに麻酔など、術中に使用する薬品などがからだに負担がかかることもあり、年齢が行き過ぎると脂肪吸引ができないこともあります。
反対に、若すぎる場合も注意が必要です。
脂肪吸引ができない年齢については、脂肪吸引は何歳から何歳まで受けられる?で詳しく解説しています。
脂肪吸引ができない人を紹介してきましたが、脂肪吸引自体はOKであっても手術によって脂肪を取り除けない場所もあります。
脂肪吸引に期待し過ぎて後悔する前に、脂肪吸引ができない部位とできない理由を確認してみましょう。
もともと脂肪が少ない部位は脂肪吸引ができません。 仮に脂肪吸引をしたとしても吸引できるほどの脂肪がないので、ほとんど目に見える効果として現れません。
脂肪の少ない部位は、首、手や足の指と甲、ひざ周辺です。
あまり頻繁に起こる事例ではありませんが、脂肪吸引をすると神経を傷つけてしまう場合があります。
神経が傷ついても、通常はしびれや違和感などの軽い症状で1ヶ月もすれば症状は治まるのですが、重要な神経が傷ついてしまうと重度な症状を抱えてしまうことがあります。
そのため、脂肪吸引ではもともと重要な神経組織が通っている部分や重要な筋肉がある部分は吸引を行いません。
神経組織の関係で脂肪吸引できないのは、背骨の周り、前腕、すね周辺です。
脂肪吸引ではおしりの肉を落としたいニーズもありますが、おしりの脂肪吸引をする場合はおしり全体の脂肪を取り除かないことが多いです。 おしりの上内側部分は残して脂肪吸引を行ないます。
理由は仕上がりが悪くなってしまうため。 おしりはぷっくり膨らみがあるのが理想ですが、おしりの上内側まで脂肪吸引してしまうと必要な脂肪までなくなってしまい、おしりが垂れてしまいます。
このように、脂肪吸引は全ての箇所でできるわけではありません。 からだ全体をシェイプアップしたいと思っても神経組織や脂肪の量の関係によって吸引できない部分もあります。
脂肪吸引をするからといって過度に期待を持たないことも大切です。
また、脂肪吸引できない箇所もあり、仕上がりに差ができてしまう可能性もあるので、どこをどのくらい吸引するのか事前に医師としっかり相談し、納得しておくことが重要でしょう。 全体的なシェイプアップが目的であれば、吸引する順番もしっかり考えていく必要があります。