初心者のための脂肪吸引マニュアル
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超音波を使用した脂肪吸引の一つである体内式超音波の方法と、安全性について調べました。
体内式超音波脂肪吸引(UAL)は、超音波を使った脂肪吸引です。
超音波とは、人には聞こえない高い周波数の音波(振動波)のことで、体内式超音波による脂肪吸引では、脂肪細胞に直接超音波を照射します。
具体的には、まず皮膚を切開し、カニューレと呼ばれる脂肪を吸引する管を挿入して脂肪に超音波を当てます。そうすると、超音波が当たった脂肪の細胞は破壊されて柔らかくなります。その柔らかくなった脂肪をカニューレで吸引するのです。
皮下脂肪の約70%を除去でき、効果が高いとされていましたが、初期の体内式超音波脂肪吸引は超音波の出力が強すぎて、やけどや炎症などが問題になっていました。医師の技術力によっても安全性が左右されることも、不安の種でした。中には、合併症が引き起こされたケースもあります。
効果に対してリスクが高いこともあり、現在ほとんどの美容外科では行われていません。
★メリット
体内式超音波では、脂肪細胞の破壊と脂肪吸引を同時に行えます。カニューレを挿入して超音波を当て、脂肪を柔らかくしながら脂肪を吸引できるので、手間が省けるというわけです。また手術後の皮膚がデコボコになりにくいというメリットもあります。
★デメリット
この施術方法に使われる超音波は出力が非常に強く、皮膚の内部が火傷してしまう可能性があります。手術後に炎症が長引いてしまうこともあるため、現在はこの方法を行っているクリニックはほとんどありません。
短くても、腫れが引くのに2週間前後はかかると考えておきましょう。術後の状態によっては炎症が長引く可能性もあります。また、ダウンタイムは吸引する脂肪の量や部位によっても違いますので、術前のカウンセリングでよく確認してください。
現在はどこのクリニックでも、体内式超音波脂肪吸引はまず行いません。よって、手術にかかる費用も調べられませんでした。